Plane_wave_tube
「平面波管」 –
音響ダクトまたは平面波管は、音響学で使用される試験設備です。無響室は通常、室内での反射を防ぐために使用される吸音ウェッジの長さによって決まる低周波数制限の対象となります。テストおよび測定用マイクの校正サービスは、多くの場合、無響室を効果的に使用できない周波数で実施する必要がこの場合、無響終端を備えた平面波音響ダクトが実用的な代替手段となります。
このような設備は、一端に特殊な低周波音源 (サブウーファー) を備え、もう一端に非常に大きな吸音ウェッジを備えた長いダクトで構成されます。ダクトの断面寸法は、音が側面からの反射のない平面波としてダクト内を伝播すると想定できるように、対象の周波数の波長と比較して十分に小さく作られています。音響ダクトは、音響測定を専門とする国立測定機関 (英国国立物理研究所など) で最も一般的に使用されており、低周波での測定マイクの校正に使用されます。